Ubuntu 18.04 LTS で作業する前に行う準備
今回は、前回仮想マシンにインストールしたUbuntu 18.04を使いやすく設定していきます。
- 表示画面(画面の幅)を合わせる
- 日本語入力を有効にする
- manコマンドで表示されるものを日本語にする
- 共有フォルダの作成
- ファイアーウォールを設定する
- フォントを変更する
- vimやemacsなどのテキストエディタをインストール
- gccやg++などをインストール
- スクリーンショットのショートカットを有効にする
表示画面(画面の幅)を合わせる
初めは下の画像のように表示画面が小さいので、これを自分のPCの画面の幅に合わせます。
- VirtualBox側のメニューバーにある[デバイス]から「Guest Additions CDの挿入...」をクリック。
- 表示された「実行」をクリック。
これで以下のようにぴったりになります。
さらに全画面にしたい場合は[表示]から「フルスクリーンモード」を選択します。
日本語入力を有効にする
テキストで日本語入力する方法を紹介します。
- 右上のメニューから下の画像のように「日本語(Mozc)」を選択し、入力モードを「ひらがな」を選択。
これで日本語入力できます。次はショートカットで英語と切り替えられるようにします。
- 右上のメニューから「日本語(Mozc)」→[ツール]→[プロパティ]と選択していき、「キー設定の選択」の[編集]をクリック。
- 「入力キー」の列から「Ctrl Space」のエントリーをすべて削除(他のショートカットと被らないようにする)。
- 「Hankaku / Zenkaku」をすべて「Ctrl Space」に変更する。
以上で[Ctrl + Space](ここはお好みです)のショートカットにより入力モードを変更できます(もし変更できない場合は再起動を試してみてください)。
manコマンドで表示されるものを日本語にする
デフォルトでは英語表記です。日本語にしたい人は以下のようにコマンドを打ち、必要なツールをインストールします。
$ sudo apt install manpages-ja
$ sudo apt install manpages-ja-dev
これで日本語表記のマニュアルが読めるはずです。もし英語で読みたくなったら以下のコマンドで見れると思います。
$ LANG=C man [コマンド名]
共有フォルダの作成
ホストOSとゲストOS間でファイルなどを共有したいときに便利です。
- VirtualBox側のメニューから[仮想マシン]→[設定]→[一般]→[高度]に進み、「クリップボードの共有」の欄を「双方向」にする.
- ホストOS側に共有するフォルダを作成する.
- [仮想マシン]→[共有フォルダ]に進み、共有するフォルダのパスを入力.
- [自動マウント]と[永続化する]にチェック.
これで指定したフォルダを通して、ファイルを共有できます。もし共有フォルダが見れないという場合は以下のコマンドを入力してみてください。
$ users
$ sudo su -
$ sudo gpasswd -a [カウント名] vboxsf
そして再起動します。これで大丈夫なはずです。
ファイアーウォールを設定する
以下のサイトなどをご参考ください。
ファイアーウォールの設定をする - Ubuntu 18.04編
Ubuntuのファイヤーウォール「ufw」 - JavaScript勉強会
フォントを変更する
フォントの大きさが小さく、変更したかったので調べてみました。以下のコマンドから「Tweaks」というソフトをインストールします。
$ sudo apt install gnome-tweaks
入手したTweaksでは様々なことが設定できるので試してみてください。